今日は福岡でも発生したカセットコンロのガスボンベからガスを抜く作業のトラブルについてお話ししようと思います。
寒い冬がくると、ご家庭では鍋をする機会がとても増えると思います。
そこで活躍するのが、カセットコンロです!
場所を取らないし、気軽にどこでも持ち運びができて、カセットガスをセットするだけで、本格的な調理ができる便利なものです♪
ところが、使い終わったカセットガスの取り扱いを間違えたトラブルも発生しています。
最近では、昨年札幌でカセットガス100本からガスを抜こうとして爆発事故を起こした話がありましたよね!∑(゚Д゚)
今回は、私が住む福岡市でガスを抜こうとして爆発事故が起きてしまいました!
【ガス缶20本 ガス抜き中に爆発】https://t.co/k08gT6tR3P
福岡市のマンションでガス爆発があり、住人の男性ら2人が手や顔にやけどを負って病院に運ばれた。2人は家庭用カセットコンロのガスボンベ約20本のガス抜きをしていたと話している。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) February 2, 2019
ガスに関する事故って本当に怖いものなんですよ!
こうなると他人事とはとても思えないので、この件について少し詳しくお話しできればと思っています。
カセットボンベは絶対室内でガス抜きしないこと!
今回起こった事故は、ワンルームマンションで二人がカセットボンベ20本をガス抜きしようと作業しているときに発生しました。
ニュースや記事を見て一番にびっくりしたのは、処理を室内でしていたことです!
ガスに関する知識があまりない人でも、ワンルームマンションの狭い空間でガスボンベからガスを抜くなんて普通は考えられないことです。
この二人はあまりに安易にガスについて考えていたことがよくわかります!
ガスって思った以上に怖いものなんですよ!
だって、目に見えないですから∑(゚Д゚)
そのために、ガスはわかりやすくあんなに強いにおいがついているのですから!
ガス抜き作業をする場合は、必ず火の元がない屋外でやるようにしましょう!
カセットガス抜き作業の手順
ガス抜き作業の手順を簡単にわかりやすく解説しますね!
①カセットガスボンベにガスが残っていないか確認する
カセットガスボンベをゴミとして捨てるには、必ず中身を使い切って出すことが必須です!
ガスが残っていないか確かめるには、カセットを振ってみるとよくわかります!
中身が入っていれば、なにがしかの音が必ず鳴るので確認ができます。
②ガス抜き作業の環境を整える
まず、作業環境をきちんと整備してから行わないといけません!
今回起きた爆発事故はここを怠ったために発生したと考えられます!
必ず以下のことに注意して作業を行なってください!
注意事項 ◯必ず屋外で火の気のない、風通しの良い場所を選ぶこと ◯風上に立って作業すること ◯風下に人がいないか十分注意すること
③ガス抜き作業を行なう
ガスを抜く作業は、次のようなやり方で行なうといいです。
- 軍手などを用意する(素手で作業をしない)
- 周囲に迷惑をかけないよう、新聞紙や古い布などを用意する
- カセットボンベのキャップを外し、先端を下に向けてコンクリートなどの硬いものに押し当ててガスを抜く
- 全く音がしなくなったかどうかを、ボンベを振って確かめる
カセットガスのボンベではないのですが、ガス抜き作業がわかりやすい映像があったので、ご紹介しておきます。
④各自治体のごみ出しルールにしたがって処分する
きちんとカセットボンベからガスが抜けたら、あとはゴミとして処分するだけです。
しかし、こういったカセットガスのごみ出しについては、お住いの地域にある自治体のゴミ分別などのルールにのっとって捨てなければいけません。
細かいルールについては、それぞれの自治体が出している取り決めを確認いただく必要があります。
例えば、ガスを抜いたカセットボンベに穴を開けて捨てるかどうかの考え方などもそうです。
私の住む福岡市では、カセットガスボンベは穴を開けずに燃えないゴミに出すように決められています。
おそらく、うかつに穴を開ける作業をして、事故や怪我を誘発しないように配慮しているのかもしれません。
ちなみに、福岡市のカセットガスの処理方法とごみ出しのルールが解説してあるページをご紹介します。
詳しくはこちらからご確認くださいませm(_ _)m
終わりに
とにかく、今回の事故のようなことが起きないよう常に気をつけることが大事です!
もしも事故が起きてしまうと、住んでいる自宅だけでなく、まわりに多大な迷惑をかけるようになってしまうからです!
他人に被害を与える可能性があることについては、自分が思った以上に事故が起きないように注意して作業をしなくてはいけません。
他人事ではなく、いつでも自分の身に起きることだと意識することで、事故を防ぐことができると思いますので、お互いに気をつけるように日頃から意識していきましょう!